西那須野で舗装や交差点 補正予算分で県内事務所が22件予定(関東地方整備局)

[2025/12/24 栃木版]

 国土交通省関東地方整備局は24日に、2025年度補正予算の建設工事発注見通し(250万円超)を公表した。県内事務所の案件は4事務所の22件で、このうち宇都宮国道事務所は国道4号西那須野道路の舗装や交差点改良工事を、日光砂防事務所は大谷川の床固改築工事など、鬼怒川ダム統合管理事務所は川俣ダム照明設備更新工事などを、渡良瀬川河川事務所は野田町地先護岸工事を、一般競争入札で発注する。=2面に事務所別の発注予定

 2025年度補正予算の発注見通しの件数は、港湾空港関係を除き、一般競争332件、公募型指名競争25件の計357件。工種別では一般土木179件、通信設備工事52件、維持修繕工事23件、アスファルト舗装工事21件、電気設備工事17件などとなっている。

 このうち県内の事務所は、一般競争で宇都宮国道事務所10件、日光砂防事務所5件、鬼怒川ダム統合管理事務所3件、渡良瀬川河川事務所4件とした。公募型指名競争では、宇都宮国道事務所が2件を予定する。

 宇都宮国道事務所は国道4号で、西那須野道路で舗装工事2件と交差点改良工事を、第4四半期に1億円以上2億円未満の規模で発注する。下野薬師寺地区は電線共同溝工事を1億4000万円以上の規模で実施する。

 小山出張所管内は路面補修工事を1億4000万円以上2億3000万円未満、国分寺出張所管内は照明設備改修工事を6000万円以上1億4000万円未満、矢板出張所管内は橋梁補修工事を1億円以上2億円の規模で予定している。

 公募型指名競争の2件は、車庫棟改修工事と国分寺出張所の照明設備LED改修工事となっている。

 日光砂防事務所は、5件とも26年度第1四半期に1億円以上2億円未満の規模で予定している。砂防堰堤工事は持丸沢と三沢、山腹擁壁工事はワミ沢、床固改築工事は大谷川で2件発注する。

 鬼怒川ダム統合管理事務所は、日向地区の土砂掘削工事を26年度第1四半期に1億円以上2億円未満で発注する。川俣ダムは照明設備更新工事を第4四半期に2億3000万円以上3億円未満で、鬼怒ダムは伝送設備更新工事を第4四半期に1億円以上2億円未満で予定している。

 渡良瀬川河川事務所は、野田町の護岸工事と鹿島町の築堤工事を26年度第1四半期に2億円以上3億4000万円未満で発注する。松木山の山腹工事は、26年度第1四半期に1億円以上2億円未満の規模で予定した。

 このほか、県内に所在する事務所以外で本県で施工する案件は、下館河川事務所が鬼怒川の下篭谷と西大島の護岸工事で1億円以上2億円未満の規模で発注する。

 常陸河川国道事務所は、那珂川左岸で築堤工事を1億円以上2億円未満の規模で予定する。築堤護岸工事2件は、いずれも2億円以上3億4000万円未満の規模で発注する。

 利根川上流河川事務所は、下生井の土砂改良工事を2億円以上3億4000万円未満で発注する。渡良瀬遊水地では、配電線改修工事を1億4000万円以上2億3000万円未満、放送設備更新工事を1億円以上2億円未満で予定している。

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