近隣センターに拠点館設置  図書館の再編構想策定へ(柏市)

[2026/1/8 千葉版]

築50年が経過した図書館本館

築50年が経過した図書館本館


 柏市は、図書館再編構想の策定に着手する。基本な考え方を示した策定方針案をとりまとめた。本館を柏駅周辺に整備するほか、新たに建設する柏の葉近隣センターと沼南近隣センターに、本館に次ぐ規模の拠点館を設置する方針を示している。2026年度の策定に向け、当初予算案で関連経費を確保することにしている。

 市では、老朽化した本館の建て替えや、図書館機能を備えた近隣センターの新設・建て替えを計画している。そこで、19年2月策定の運営方針「図書館のあり方」で示した将来像の実現に向け、分館を含め市全体の図書館網をどのように整備をしていくかを整理して、新たに「図書館再編構想」を策定することにした。

 基本的な考え方をみると、市内の図書館は、本を借りる・読むだけではなく、さまざまな学びや使い方をしたくなる「みんなの居場所」として位置付ける。

 本館は、市民の文化的活動を支え、交流や新たな価値を生み出す拠点として整備。アクセス性の良い柏駅周辺に配置し、所蔵資料を集中的に配架する。

 一方、分館は、地域の「つながりの場」として整備し、資料を配架している空間を、来館者が居心地良く過ごせ、本を読むこと以外にもさまざまな過ごし方ができる場所に機能転換する。

 また、図書館網を再構築し、柏の葉近隣センターと沼南近隣センターに拠点館を設置する。一定量の資料配架や座席数を備える空間を確保するとともに、学びのスペースなどの機能を備えたり、資料配架や展示などで特色を持たせる。

 バリアフリー整備により利便性や安全性を向上、ICタグや自動貸出・返却システムなどICTの導入により運営管理の効率化を図る。

 図書館は市内に18施設あり、延床面積は合計で約5554平方m。全国的に見ても分館数が多い図書館網を有しているものの、貸出しが中心で座席が少ないなど課題を抱えている。

 本館は1975年度に竣工、築50年が経過している。構造・規模はRC造地下1階・地上2階建て延べ2005平方m、蔵書数は約31万冊。

 太田和美市長は、2期目の公約として、本館の建て替えを表明している。

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