小糸川地区 用水路更新の継続了承 用地交渉が難航(千葉県)
[2026/1/15 千葉版]
千葉県農林公共事業評価審議会(会長・杉野宏ちば水土里支援パートナー理事長)が14日、千葉市内で開かれ、小糸川地区のかんがい排水事業を再評価し、事業を継続することを了承した。老朽化した用水路をパイプラインに更新するもので、2029年度の完了を目指す。用地交渉が難航しているため、工期が長期化している。
審議会では事業評価から5年経過したため、再評価を実施した。小糸川地区では、三島ダムを水源として君津市・富津市の小糸川流域1607haに用水を供給。1996年度から老朽化した幹線用水路42kmのパイプライン化や揚水機場3カ所の整備を進めている。
総事業費は174億円。本年度末の進ちょく率は事業量ベースで約66%、事業費ベースで約77%。26年度以降、1号幹線9.7kmや3号幹線4.9kmのパイプライン化、揚水機場1カ所の整備を進めていく。事業費は約40億円を見込む。区分地上権の設定など用地交渉が難航し、工期が長期化しているという。
県君津農業事務所は未着工区間について、事業効果が早期に発現できる施工区間・用水路の優先順位を再精査する。効率的で集中的、経済的な施工を行い、事業の進ちょくを図りたい考えだ。
審議会ではこのほか、横芝光町篠本新井地区の経営体育成基盤整備事業、白子町中里地区の防災林造成事業、鴨川市内浦地区の予防治山事業の3件について、事後評価した。
この審議会は学識経験者5人で構成。知事の諮問に応じ、農業や林業に関する公共事業について、事前評価や再評価、事後評価に関する事項を調査・審議している。
