スポーツ施設を整備 研修センター体育館 年度内に基本構想(大子町)

[2026/1/20 茨城版]
 大子町は、町役場庁舎に隣接する町営研修センターの付属施設である体育館を対象に、「スポーツ交流施設」の整備を検討している。スポーツ文化の醸成や交流人口の創出を目的としたもの。機能や施設規模などを検討し、基本構想を策定する計画だ。策定作業は、横須賀満夫建築設計事務所(水戸市)に委託し、年度内にまとめる。

 この施設は、旧大子第二高校の体育館として1976年に完成したもの。現在は教室棟を改修した宿泊棟(RC造3階建て延べ2865平方m)と研修棟(RC造3階建て延べ2678平方m)、体育館(RC造・S造2階建て延べ1560平方m)が立地する。いずれの施設も災害時には避難所として活用されている。

 大子二高の廃校後は町に移管され、東京理科大の研修施設などとして使われていた。その後、新庁舎の整備に合わせて町に返却。宿泊棟と研修棟では既に大規模改修工事や耐震診断が行われ、耐震性も確保されている。

 体育館については、建設後約50年が経過するが、大規模な改修も行われていないため傷みが目立ち、雨漏りも発生している。耐震性も確保されていないことから、当初は2023年度に耐震補強や長寿命化への大規模改修工事へ耐震診断を計画していた。しかし、老朽化や災害時の避難所として指定されていることなどを踏まえ予算の執行を中止。改めて施設のあり方を検討し、ランニングコストなどを踏まえて改築することとした。

 本年度は、建て替えを視野に、化研(水戸市)によるアスベスト調査を実施した。調査ではアスベストが確認できたものの現状で危険な状態ではないため、解体時の資料としていく。

 現在は、基本構想の策定に向けてアンケートを行っている。町民や町外利用者にスポーツ交流施設の機能性や利便性などの意見を募り、その意見内容を検討・整理し、町の意思形成を図る考え。

 基本構想は年度内にまとめるが、26年度はこの基本構想を元に具体的な計画の着手に向けて協議を進めていくもようだ。検討に当たっては、既存施設の改修も選択肢のひとつとしていくため解体時期は未定。

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