平田地区まちづくり構想案 地区計画制度で道路新設や下水道整備へ(千葉県市原市)

[2026/1/27 千葉版]
 千葉県市原市のJR五井駅東口に位置する平田地区のまちづくり構想案がまとまった。地区計画制度を活用し、道路の新設や狭あい道路の拡幅、街区公園の遊具更新、公共下水道の整備などを進めていく方向で検討している。3月下旬にも協議会が市長にまちづくり構想を提出する方針だ。  

 23日と25日に開かれた地権者向け説明会で、平田地区まちづくり協議会(田中誠孝会長)と市原市都市計画課が報告した。構想案には、全面更新型の土地区画整理事業に代わる、新たなまちづくりの方向性や事業手法が盛り込まれている。

 まちづくりの目標は「ウェルビーイングを支える暮らしの基盤づくり」。この目標を実現するため、「地区計画制度を活用したまちづくり」を進めていく方針が示されている。

 市原市が実施するまちづくり事業をみると、区画道路については、地区計画制度を活用し、地区施設として位置付けることで整備の促進を図る。併せて、既存道路を活かし、歩行者に配慮した安全対策に取り組む。

 幅員が狭い道路は、狭あい道路後退用地整備事業の整備促進地区として指定を受ける方針。市原市の助成金を活用し、セットバックにより、幅員4mの道路に拡幅するとともに、すみ切りの改善を目指す。

 街区公園の権現堂公園では、既存遊具の老朽化が進んでいるため、既存遊具の更新に併せ、地域の意見を反映した公園整備を計画している。

 公共下水道は、市原市が下水道法事業計画を策定して整備に着手することから、事業への理解を深めていく。汚水ついては、整備完了後、速やかな接続を目指している。

 五井駅周辺では市拠点別整備基本計画(五井編)に基づき、組合施行の土地区画整理事業などの取り組みが本格化している。平田地区は土地区画整理事業区域として都市計画決定されてから50年以上が経過。都市計画決定時と比べて、社会情勢が大きく変化しており、全面更新型の土地区画整理事業を実施することが難しい状況となっている。 

 このようなことを踏まえ、まちづくりの方向性や事業手法について、市と協働で検討・推進するための組織として、2024年5月に「平田地区まちづくり協議会」を発足。ワークショップなどの活動を経て、まちづくり構想案をとりまとめた。3月下旬に予定されている市長への提出を受け、市原市は事業化に向けた検討を本格化する。

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