千葉北西連絡道路の事業化へ 道路概略設計に着手(千葉国道)
[2026/1/29 千葉版]
国土交通省千葉国道事務所は、国道16号の渋滞を解消するために計画している「千葉北西連絡道路」について、検討業務の簡易公募型プロポーザルを公告した。事業化に向けた計画段階評価を進めるため、ルート案の検討など道路概略設計に着手する方針だ。
件名は「R8千葉北西連絡道路検討F7業務」。同業務では千葉北西連絡道路検討会で策定した基本方針を踏まえ、「構造段階における道路計画策定プロセス」に基づき、道路概略設計や効果分析などを担当する。履行期間は4月上旬から2027年2月までを予定している。
プロポの参加資格として、関東地方整備局(港湾空港関係を除く)の「土木関係建設コンサルタント業務」に関する一般競争(指名競争)参加資格があることのほか、業務実績などを求めている。2月5日まで参加表明書、3月6日まで技術提案書をそれぞれ受け付ける。
千葉北西連絡道路については、核都市広域幹線道路の機能を兼ね備えた高規格道路として、国が調査している。計画段階評価を含む概略計画の検討に向け、24年2月に地元検討会を設立した。
検討会では、計画の具体化に向け、アンケートやオープンハウス、ワークショップ、企業ヒアリングなどを実施。道路計画策定プロセスを通じて「概略計画」をとりまとめる。このプロセスでは、沿線住民との密接なコミュニケーションを通じて、地域の理解や協力を得ながら道路計画を検討していく。
千葉国道事務所は25年4月から6月にかけて対話形式による説明会「オープンハウス」を開催。併せて、千葉北西連絡道路のポータルサイトでは、幅広く意見を聞くため、ウェブアンケートを実施している。
基本方針では、核都市広域幹線道路の機能を兼ね備えた、多車線で構成する自動車専用道路の計画を具体化する必要があるとした。起終点を、つくば野田線以北(野田市)から国道464号付近(印西市)までとし、常磐自動車道や国道6号へのアクセス性を考慮することを求めている。
国道16号は県北西部を南北に連絡する唯一の広域的な道路となり、柏市内や千葉市内で慢性的に渋滞している。19年台風19号の豪雨災害では、田中調節池の市道が通行止めになり、並行する国道16号に交通が集中し、大規模な渋滞が発生した。
