物井寺内線BPに着手 新高畦橋や鉄道跨線橋を整備(県道路整備課)

[2026/1/28 栃木版]

 県道路整備課は2026年度から、県道物井寺内線の真岡市横田~寺内地内を寺内工区として、バイパス整備事業に着手する。現道を北側に迂回し、五行川に新橋を架設するとともに真岡鐵道を跨線橋でオーバーパスし、現在事業中の国道408号真岡南バイパスに接続する延長1700mで計画する。目標事業期間は約10年間で、総事業費は測量設計費約3億円や工事費約24億円など、あわせて約29億円を想定している。

 この路線は、真岡鐵道や一級河川五行川で分断された真岡市物井地区と寺内地区を東西に連絡する重要な幹線道路となるが、横田地区から寺内地区の区間は道路幅員が狭く、物部小学校の通学路になっているにも関わらず一部歩道が未整備で、線形も屈曲しているなど通行者が非常に危険な状況にある。

 また、その近隣では整備中の国道408号真岡南バイパスが今春の開通を予定するほか、国道294号も二宮拡幅で4車線化を実施しており、これらの事業完了で交通量の増加が見込まれるため、真岡市東西地区の円滑な通行を確保する必要がある。

 このため県は、物部地区から真岡南バイパスを経由して北関東自動車道真岡ICへのアクセス向上を図るとともに、歩行者や通行車両が安心して往来できるよう、現道を北側に迂回するバイパスの整備を計画する。それによると、東側の農免道路との交差点から西側に向かい、国道408号バイパスと国道294号バイパスが交差するT字路に接続する、延長約1700mとする。

 計画標準断面は現況の4mから、車道が6.5m(3.25m×2)と路肩が両側に各1.5m、および歩道が両側に各2.5mの、あわせて14.5mで計画する。五行川の東側は圃場整備事業で確保されている道路用地を活用し、五行川には(仮称)新高畦橋を架ける。その西側では、真岡鐵道や真岡市道(旧国道294号)などと交差することから、跨線橋で立体交差して真岡南バイパスに接続する。

 事業期間は、測量設計を26年度から28年度までの3カ年で実施し、用地補償は27年度から32年度までの6カ年で完了を目指す。工事は27年度から着手して、35年度までの7年間を予定。事業費は、測量設計費が橋梁2橋の詳細設計も含めて約3億円、用地補償費が約2億円、工事費が約24億円(うち、橋梁2橋で約12億円)の、総額約29億円を想定している。

 寺内工区ではこれまで、測量業務を中央測工(宇都宮市)と篠原設計(真岡市)、道路詳細設計を2分割してダイミック(宇都宮市)と富貴沢建設コンサルタンツ(宇都宮市)に委託。また、橋梁予備設計を富貴沢建設コンサルタンツと富士コンサルタンツ(宇都宮市)、地質・土質調査をパスキン工業(宇都宮市)、軟弱地盤技術解析を富貴沢建設コンサルタンツにそれぞれ委託している。

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