新年度から着工へ 新中央図書館 28年度中に供用開始(ひたちなか市)
[2026/1/29 茨城版]
ひたちなか市は、新中央図書館の建設計画で、山下設計(東京都中央区)により実施設計の策定作業を進めている。設計は年度内にまとめ、2026年度の秋ごろまでに着工する見通しだ。基本設計によると、建設規模はRC造一部S造2階建て延べ約4500平方m(建築面積約3500平方m)で計画。工事費には外構工事を含めて総額45億3000万円を見込むが、実施設計で精査を行っている。工事は26-27年度で進め、引っ越しなどを経て28年度中の供用開始を目指す。
建設地は周辺に文教施設が立地する東石川第4公園グラウンド(石川町、敷地面積約3万平方m)の一部。敷地内にある市営石川町プール跡地(約9000平方m)を活用する。本年度は横建工業・西野工業JVの施工により、建設地のプール解体工事を実施中。
建築計画によると、1階の吹き抜けとなった中央部に一般書架エリアを配置。その周囲に児童書と絵本を分けた児童書架エリアや雑誌・新聞エリア、多目的エリア、飲食・休憩エリアとティーンズエリア、管理エリアなどを設置する。2階には郷土資料・参考図書エリア、読書室、学習エリア、公開書庫などを配置する。
収蔵可能冊数は約40万冊、座席数は約450席。エレベーターを設置し、省エネレベルはZEB Ready適合を予定する。駐車場は建物の南側と西側に約120台を確保し、駐輪場は約80台分を整備する。
昨年夏には基本設計に対するパブリックコメントを実施。これらの意見は、基本設計の中で詰め切れていなかった水回りや備品などについて、実施設計の中で反映させている。
工事費は、本体工事(建築、電気設備、機械設備など)に41億7400万円、外構工事(駐車場、駐輪場、広場、園路など)に3億5600万円を見込むが実施設計の中で精査を進めている。このほか別途工事として、造成工事や地中障害の撤去工事などを行う。
新中央図書館の整備は1974年建築の現施設(S造2階建て延べ1868平方m、蔵書数約24万冊)の老朽化やバリアフリー化の課題などから計画。2018年度には基本計画を策定したが、新型コロナウイルスの影響による見直しを行い、当初から施設規模を縮小するなどコスト削減を図った。
