2カ年で市道拡幅へ 牛網地区の避難路整備(宮城県 東松島市)
[2026/2/4 宮城版]
東松島市は、市内4カ所(4路線)で避難路の整備を計画しており、2026年度から工事を進める。最初は牛網地区で市道牛網・関下線の延長440m区間を拡幅し、避難路に整備する。同区間は来年度から2カ年かけて工事を進め、2027年度の完成を目指す。来年度はこのほか、矢本東地区の市道作田浦月観14号線を拡幅するために測量設計業務を委託する可能性がある。
避難路として整備するのは、牛網・関下線と作田浦月観14号線のほか、赤井地区の中区線と下区北沖線。
牛網・関下線は、国道45号から北側の延長約2500mを避難路にする計画で、まずは国道45号から牛網堤ため池付近までに至る延長440m区間を拡幅する。
同区間は現道幅員が4mで、これを6.5mに広げ、路肩に車が停車していても別の車がその横を通れるようにする。
道路拡幅に伴って側溝を入れ替えるほか、一部で法面対策の工事も必要になる見込み。現道の西側には水路があるため、場合によってはボックスの設置工事も発生する可能性がある。
来年度は用地買収を進めるほか、一部区間の工事を発注する見通し。都市防災総合推進事業の交付金を活用するため、交付金の配分状況も踏まえて工事規模を決める。
延長440m区間の調査測量設計業務は佐藤土木測量設計事務所(石巻市)に委託した。残る延長2000m区間については、複数箇所に待避所を設ける考え。
残る3路線に関しては、作田浦月観14号線、中区線、下区北沖線の順番に拡幅工事を進める予定。当初は31年度までの全線完了を目指していたが、スケジュールを見直すことになりそうだ。
牛網地区の宅地開発は時期調整
同市は牛網地区で、民間活用による宅地開発を計画しており、当初は年度内にも民間事業者を募集する想定だったが、26年度以降にずらす。避難道路の整備計画や補助金の活用なども踏まえ、募集時期を調整している。
牛網地区の宅地は市営牛網別当住宅の跡地を活用して開発する。跡地は1.2haで、全てを開発する場合、1戸当たり230平方m~265平方mの戸建て住宅が30戸程度建てられると構想していた。
ただし、北側が山になっていて一部が土砂災害区域にかかっているため、南側の5500平方mだけを開発する可能性もある。その場合は17区画が確保できる見込みだが、実際にどの程度まで開発するかは検討中。
開発予定地の西側に隣接している市道牛網・関下線は拡幅して避難道路に整備する。この工事が26年度から始まる予定で、その状況なども踏まえて宅地開発の着手時期を見極める。
宅地開発に向けては、基本計画策定業務を国際開発コンサルタンツ(仙台支店・仙台市青葉区)に委託した。
