西口駅広の詳細設計 普通建設費1.8%増の294億円(宇都宮市予算案)

[2026/2/14 栃木版]

 宇都宮市(佐藤栄一市長)は13日、2026年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比2.5%増の2465億5000万円で、投資的経費は1.8%増の294億3707万円(うち普通建設事業費が1.8%増の294億1157万円)となっている。建設関連の事業は、道路や上下水道のインフラ整備などのほか、小中学校施設の長寿命化や全天候型子どもの活動の場の整備、児童相談所の基本設計、宇都宮清原球場の改修事業、南消防署の移転改築工事、データセンターの立地誘導、次期ごみ焼却施設整備への準備、防災重点農業用ため池の工事、JR宇都宮駅西口駅前広場の詳細設計に取り組む。=2面に主要建設関連事業と予算額

3カ年で南消防署を移転改築

 新年度予算案は、持続可能な財政構造を確立するための取り組みを推進しながら、地域全体で「稼ぐ力」を高める取り組みなどに優先化・重点化を図り、脱炭素、安全・安心なまちづくり、都市空間の形成と交通ネットワークの充実・強化などを進めていく。

 特別会計は、競輪事業が前年度から7.4%増の341億5029万円、鶴田第2土地区画整理事業が29.3%増の8億7573万円、宇大第2土地区画整理事業が1.9%増の13億2089万円、岡本駅西土地区画整理事業が29.6%増の7億5178万円などを編成。企業会計は、水道事業の資本的支出に9.6%増の134億8617万円、下水道事業の資本的支出に21.6%増の177億3537万円を計上した。

 主要事業をみると、全天候型子どもの活動の場の整備には3億3330万円を計上し、田原コミュニティプラザを改修して設置する。児童相談所の整備では、基本設計や用地測量に1億1638万円を予算化。建設予定地は国立病院機構栃木医療センター内敷地となっており、29年度までに実施設計・施工を実施して、30年度の供用開始を目指す。なお、実施設計と整備工事は一括発注を前提としている。

 小中学校の整備には、48億9255万円を計上した。校舎の長寿命化対策は西原小学校で工事を実施し、体育館の改修は宝木小学校で実施設計、雀宮南小学校で工事を行う。トイレ洋式化改修工事は、中央小学校など22校で予定している。

 老人福祉センターは、ふれあい荘・すこやか荘・やすらぎ荘のエレベータ設置に2億5504万円を計上した。地域コミュニティ施設は、陽光コミュニティセンターの長寿命化改修工事に2億0283万円を予算化する。

 スポーツ施設の整備には32億3291万円を計上し、施工中の北西部地域体育施設整備事業のほか、上河内体育館で空調設備設置等の改修に向けた設計、宇都宮清原球場で内外野スタンド改修工事や躯体内部改修設計に取り組む。

 観光セールスの強化・観光交流の促進には1億7250万円を計上し、道の駅「ろまんちっく村」再整備に向け、実施方針作成など公募への準備を進めていく。大谷公園の園路整備および大谷景観公園のトイレ移設工事等には、1億7200万円を計上した。

 企業立地定着の促進では、(仮称)インターパーク東地区と、(仮称)宇都宮工業団地東地区の2カ所で計画している新産業団地整備を進めるほか、データセンターの立地誘導にも取り組むため3000万円を盛り込んだ。計画地は東京電力パワーグリッドの新栃木変電所の南側で、4月から民間事業者の公募を開始し、順調にいけば29年から民間事業者による用地買収や造成工事、施設整備を実施していく。

 脱炭素化では、清原水再生センター・清原工業団地排水処理施設・ブレックスアリーナ宇都宮での太陽光発電設備や蓄電池の導入等に2億2499万円を配分した。ごみ処理施設のエコプラセンタ-下荒針は、プラスチック製品資源化に向けた設備改修工事に1億4996万円を配分。クリーンパーク茂原の敷地内に予定している次期ごみ焼却施設の整備等発注支援業務には、1841万円を予算化している。

 河川整備は土砂しゅんせつに1億9062万円と、都市基盤河川として奈坪川、準用河川で越戸川・大久保谷地川、普通河川で新川・給分川などの整備に17億1598万円を計上している。奈坪川ではさらなる整備を図るため、特定都市河川指定に向けた調査を行う。防災重点農業用ため池の工事や実施計画の策定には、2億4938万円を計上している。

 消防施設は、南消防署の移転改築工事に1億319万円を計上し、26~28年度の3カ年で事業を予定する。消防通信システムの更新には、28億4782万円を配分する。

 JR宇都宮駅西口周辺地区の整備では、駅前広場の詳細設計などに2億4100万円を計上する。都市計画基礎調査や市街化調整区域の土地利用方針状況調査などには1億0971万円を配分し、公園施設長寿命化計画の改定には2500万円を計上する。

 道路は予防保全事業に4億2552万円、橋梁の耐震化・長寿命化に3億0005万円、都市計画道路の塙田平出線、産業通り(陽東I、大和)、鶴田宝木線、桜通り平出線の整備に10億01495万円を予算化。道路新設改良は市道356号線など17路線の整備や、大谷スマートインターチェンジの整備、いちょう通りの交差点改良などに8億1939万円を盛り込んでいる。

 LRT関連は、軌道施設等長寿命化計画の策定1000万円を計上するほか、JR宇都宮駅西側延伸の詳細設計などに9億7525万円を確保している。

 自転車のまちづくりでは、LRT停留場の駐輪場増設などに3億0082万円を計上する。公共施設の長寿命化は、文化会館と中央図書館の耐用年数算出に向けたコア抜き調査に3110万円を計上。中央卸売市場では関連商品売場B棟など、4棟の解体工事に4億7600万円を配分する。

 上下水道事業の施設関連には197億9409万円を計上し、高間木取水場の土砂災害対策、老朽管渠修繕、下河原水再生センター再構築工事、老朽管の改築や更新を行うほか、ウオーターPPPの公募にも取り組む。メンテナンス高度化の実証実験には5000万円を予算化し、地中レーダーの施設情報調査などを行う。

 また、上下水道施設耐震化には9億2180万円を計上し、白沢浄水場導水管耐震化工事、竹林中継ポンプ場耐震化工事などを実施する。公共下水道雨水幹線の整備には12億7213万円、公共下水道汚水管渠の整備には16億1686万円を計上。河内西部排水処理施設の防食被覆塗装工事などには、3億7203万円を計上している。

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