活性炭処理設備を新設 鷲神浄水場/工事費に8.7億円(宮城県 女川町)
[2026/3/3 宮城版]
女川町は、鷲神浄水場に高度処理設備として活性炭処理設備を新設する。2026年度の第1四半期にも新設工事を発注し、27年度までかけて施工する計画だ。工事費は約8億7000万円を試算している。26年度の水道事業はこのほか、旭が丘地区や桐ケ崎崎山~竹浦地区の老朽管敷設替え工事などを発注する。
鷲神浄水場は一部で水質が基準を上回っていることから、活性炭処理設備を新設し、2段階で処理する。活性炭処理設備の基本・詳細設計業務は新日本設計(東北支社仙台事務所・仙台市青葉区)に委託した。工事では主にプラントを造る。
26年度予算案には、活性炭処理設備の工事費に26年度分として3億4800万円、工事監理業務委託費に1800万円を計上するとともに、27年度分として工事費と工事監理委託費に合わせて限度額5億3460万円の債務負担を設定した。
同浄水場の処理能力は日量6000t。処理方式は急速ろ過。今後は急速ろ過式で処理した後に、活性炭処理設備を通して2段階で処理することになる。
町の水道は、一級河川北上川を水源として鷲神浄水場から送られる水と、二級河川女川の上流3河川を水源として女川浄水場から送られる水の2系統が市街地に供給されている。
26年度予算案にはこのほか、水道老朽管更新工事費として桐ケ崎崎山~竹浦地区に1億円、旭が丘地区に8000万円を計上。業務委託費は、石浜・桐ケ崎地区の老朽管敷設替え設計業務に1000万円、配水池4池の耐震診断業務に3185万円を計上している。
老朽管の敷設替えは、本年度に桐ケ崎崎山~竹浦地区間の延長1.5km以上について、測量設計業務を協和設計(東北支店・仙台市宮城野区)に委託した。26年度はこの一部の工事を発注する。
配水池の耐震診断業務は、26年度に容量が2000立方mの鷲神配水池、300立方mの旭が丘配水池(PC)、100立方mの塚浜配水池、144立方mの出島配水池を対象に委託する。
本年度は女川浄水場の3つの配水池について、耐震診断業務を新日本設計に委託した。同業務は繰り越して26年度に完了させる予定。
当初は女川浄水場の2つと旭ケ丘の配水池を委託することにしていたが、試掘したら女川浄水場に3つあることが分かり、旭が丘を業務対象から外した。
診断結果で耐震性が不足していると分かった場合、耐震補強する。
町内では東日本大震災で被害を受けた水道施設などを復旧・復興事業で造り直したが、これらの配水池は古いままの状態。建設当時の図面などが震災津波で流されてしまったため、診断して耐震性能が問題ないか調べる。
