病院屋上防水に工事費 物価上昇で予算微増(26年度予算案 宮城県 涌谷町)

[2026/3/6 宮城版]
 涌谷町は5日、2026年度当初予算案をこの日開会した町議会に示した。一般会計は81億1031万円となり、前年度に比べ1・8%増加。物価上昇を踏まえて微増した。このうちの普通建設事業費は3億8420万円で34%減った。農業振興地域整備計画を見直すほか、橋梁上寿命化計画を策定する。道路工事には計1億1151万円を措置する見込み。国民健康保険病院事業会計には国民健康保険病院の冷温水発生機改修工事、療養棟屋上防水改修工事などの費用を盛り込んだ。

 一般会計の主な事業のうち、農業振興地域整備計画の見直しに593万円。新たな水田政策などを反映させ、今後の農地利用の推進に努め、大豆や麦をはじめ収益性の高い作物への転換を目指す。橋梁点検業務に1150万円、橋梁長寿命化計画策定に150万円、道路測量設計に1500万円のほか、道路改良工事に3000万円、過疎債の道路工事に2500万円、辺地債の道路工事に5651万円を措置する。指定避難所となっているさくらんぼこども園への避難路として町道永根線の測量設計を行う。町道泥目木線、町道中道1号線の安全対策事業は継続して実施していく。

 住宅関連では八雲住宅の外壁改修設計に100万円、同工事に6600万円。長寿命化を図るため、計画的に工事を進める。耐用年数が過ぎた淡島住宅と一本柳住宅は入居者の移転を進める。公民館の東館トイレ改修工事には600万円を盛り込んでいる。

 水道事業会計は前年度に比べ6・7%減の5億0832万円となった。町内4カ所の配水管布設替工事や県道河南築館線の拡幅工事に伴い、上沼地区で布設替工事を行う。これら工事には5016万円を計上した。

 下水道事業会計は4・3%減の9億6539万円。涌谷浄化センターの改築工事や雨水事業における田町裏地区の県道涌谷田尻線沿いの排水路整備を引き続き実施する。涌谷浄化センター改築更新実施設計に100万円、同工事に2590万円。現行の公共下水道における汚水処理施設整備計画が26年度で満了するため、更新業務に795万円を充てる。人口減少に伴い施設規模などを見直す。6~7月に委託し、26年度中に成果をまとめる。

 国民健康保険病院事業会計には、冷温水発生機改修工事、療養棟屋上防水改修工事などに8144万円を計上した。

債務負担額を変更

 3月補正予算案では、債務負担行為を設定していた農業生産基盤整備事業を260万円から3850万円、過疎対策事業を1億7820万円から1億7930万円、公共土木施設災害復旧事業を540万円から710万円に引き上げる。一般補助施設整備等事業は4830万円から4480万円に引き下げる。このほか、地域農業構造転換支援事業3532万円、防災資機材整備事業1374万円などを繰り越す。

町議会は13日まで行われる。

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